GeForce RTX3000シリーズ (RTX 3060等) の最新情報。RTX 3060などは1月登場か

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今年発売予定のNVIDIAのGeForce RTX3000シリーズ(RTX 3090, RTX 3080, RTX 3070, RTX 3060)ですが、公式より9月1日に発表会を行うとの情報がありました。ここでは、海外リーク情報などで挙がっているRTX3000シリーズの発売時期、ラインアップ、パフォーマンス、価格などの情報をまとめて紹介します。

 

最新記事一覧

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11月21日:RTX 3000シリーズの品薄は来年まで続く見通し

11月19日:RTX 3060 Tiの公式パフォーマンス結果が流出
11月18日:NVIDIAもスマートアクセスメモリー機能を開発中
11月13日:RTX 3080 Tiを2021年1月に登場。CUDAコア数はRTX 3090同等
11月6日:RTX 3060とRTX 3050 Tiが準備中。サウジでRTX 3060 Ti販売中
11月3日:RTX 3060 Tiが12月2日近辺で登場
10月29日:VRAMの代わりにコア増量のRTX 3080 Tiも登場予定
10月28日:RTX 3060 Tiの詳細仕様、価格が判明
10月27日:VRAM増量版の代わりにRTX 3080ベースのRTX 3070 Tiが登場
10月25日:VRAM増量版のRTX 3070とRTX 3080は発売延期または中止
10月22日:RTX 3070も品薄傾向が続く
10月15日:RTX 3000シリーズがTSMC 7nmへ切り替え予定
9月29日:一部RTX 3080でクラッシュする問題発生中
9月27日:RTX 3060 『Ti』が10月末に登場。無印版は後
9月19日:RTX 3070 VRAM容量16GB版も登場予定
9月17日:RTX 3080 VRAM容量20GB版が登場予定
9月15日:RTX 2080 Tiを買った人向けの涙目ネタ動画紹介
9月9日:RTX 3060の一部スペック判明。2種類登場か?
9月2日:NVIDIAよりRTX 3000シリーズが正式発表
8月26日:確定・RTX 3090はVRAM24GB。12ピン電源搭載だが互換性あり。
8月21日:RTX 3090FEの写真出現。RTX 3080, 3070, 3060の価格情報も
8月19日:RTX 3090の価格は20万円越えか
8月16日:RTX 3080 のクロックとVRAM容量が判明
8月15日:RTX 3090 (RTX 3080 Ti) の基盤写真とメモリー速度が判明
8月14日:RTX 3080 Tiの消費電力はRTX2080Ti比で大幅増加か?
8月10日:RTX 3000シリーズは9/1に発表する(公式より)
8月9日:RTX 3000シリーズ最上位は24GBメモリー搭載か

 

NVIDIA RTX 3090からRTX 3050までの基本情報 (以下情報は更新中のため古いです)

発表、発売、ラインアップについて

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発表、発売時期及び製品ラインアップは以下の通りになると予想されています。

新RTXシリーズ 置き換え対象 発売時期 発表日

RTX 3090

RTX 2080 Ti 9月24日 9月2日
RTX 3080 RTX 2080 Super 9月17日 9月2日
RTX 3070 RTX 2070 Super 10月29日 9月2日
RTX 3060 RTX 2060 Super 12月中旬 9月2日

NVIDIAより9月2日に発表会を実施するとホームページに掲載されました。
発売日はGeForce RTX 3090とRTX 3080が9月中旬から発売すると言われておりハイエンドが先頭としてリリースされます。
NVIDIAは、例年ハイエンドからリリースしミドル、ローエンドの順番で発売していますので今年も同じ流れのようです。

ラインアップは変わらないものの、最高位モデルがRTX 2080 Tiから90番台が誕生し『RTX 3090』となる可能性もあります。これは、改良型として登場する『Super』との混同を避けるためと考えられています。

パフォーマンス(RTX 3090 は前世代より1.3倍~1.5倍高速)

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RTX3000世代のアーキテクチャーは完全な新作とされています。
そのため、IPCが10%~20%上昇すると見られおり、クロック速度も1900MHz以上が標準となると見られています。
これは、完全な新設計である事はもちろん、設計製造プロセスが現行12nmから8 or 7nmに微細化する事による恩恵だと考えられます。

この性能の高さを裏付けるようにGeForce RTX 3080 Tiと思われるベンチマークがリークされ、その中ではRTX 2080 Ti Founders Edition比で約1.3倍ものスコアを叩き出していました。

NVIDIA GeForce RTX 3080(Ti) Ampere 3DMark Time Spy score leaks? - VideoCardz.com

また、別のリーカーによるとRTX 3080 Tiでは3DMark Time Spyでは1.5倍程度のパフォーマンスも達成可能とTweetしています。

IPCだけを考えてもRTX3000シリーズは、RTX2000シリーズに比べて最低でも10%以上パフォーマンス向上が見込まれていますが、その他最適化を図る事でリークの通り30%~50%程度の向上が見られると考えられます。

レイトレーシング性能(4倍の性能)

現行のGeForce RTX2000シリーズではレイトレーシングに初めて対応したものの、パフォーマンスに大きな問題を抱えていました。例えば、Mincraft RTXでは、レイトレーシングに大きく力を取られ2080TiでさえもフルHDで60fpsを維持できない状態でした。

GeForce RTX3000シリーズではこの問題を解決し、現行の約4倍のレイトレーシング性能を持つと言われています。これは、ミドルエンドのRTX 3060がRTX 2080 Ti並みのレイトレーシング性能を持つのに等しいです。

CUDAコア数 

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各GPUの詳しいスペックについては確度の高いリークは無いものの、最上位機種であるGeForce RTX 3090のものと思われるスペックは何度かリークされています。

GPU Cuda Core VRAM
RTX 3090 5376 GDDR6X 24GB
RTX 3080 4352 GDDR6X 10GB
RTX 3070 2944 GDDR6   8GB

最上位機種のCUDA core数は5376で確定と思われます。
これは、NVIDIAが9月1日に発表会実施のリリースした際の画像に書いてある『21Days. 21Years』を解読すると行き着く数字になっており、過去に出ていた噂とも整合しています。

また、発売前のリーク情報にて、RTX 3080及びRTX 3070の情報も出ています。ここでは、RTX 3080ではCuda Coreが4352、RTX 3070では2944搭載されると言われています。

VRAM速度及び容量とメモリー圧縮機能

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VRAM速度については、上位機種ではGDDR6Xを搭載し、帯域幅は最大384bitと判明しています。
容量についてもGeForce RTX 3090 に24GB・帯域幅384bit、RTX 3080には10GB・帯域幅320bitのVRAMが搭載されます。

残念ながら、同じラインアップ内で異なる容量を持つ製品は無く、VRAM容量は一つに絞られます。また、RTX 3070についてはGDDR6の8GB、帯域幅256bitに留まる見通しです。GDDR6Xは高速なもののコストが非常に高い事から多くのユーザーをターゲットとするため、性能より価格優先の戦略と思われます。

また、ハイエンドモデルではVRAM容量を10GB以上搭載するものの、ディープラーニングを得意とするTensorコアを活用して、VRAM内のデータの可逆圧縮性能を強化するという興味深い情報が出ています。そのため、メモリーが少ないRTX 3070などミドルエンドでも恩恵を受けられる事が出来そうです。

消費電力と電源ピンについて

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写真左上に存在する3つの8ピン電源

GeForce RTX 3090 Founders Editionには12ピン電源コネクターは採用される模様。また、8ピン電源2本から12ピン電源へ変換するアダプターも同封され既存の電源との互換性は完全に確保されています。
RTX 3080 Tiのものと思われる基盤写真や最新情報によるとカスタムボードではGPUは8ピン3つ搭載する事も可能ですいずれにしても8ピン2本刺せれば既存のPSUで動作は可能のようです。

消費電力では、RTX 3090 では定格で350W程度、OCで400Wを越えると見られています。
一方で、RTX 3070以下のミドルエンド製品では電源のピン数や消費電力共に現行から大きく変らず、RTX 3070では220Wが見込まれています。これは、現行のRTX 2070 Superの215Wと比較すると5Wの上昇に留まります。

価格について

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RTX2000シリーズで採用されていたGDDR6より高速なGDDR6Xそして、倍近いメモリーを搭載している事から価格は上昇する事が考えられます。
特に最上位となるRTX 3090 についてはRTX 2080 Tiより$300程度上昇するリーク情報もあり、$1399からスタートすると見られています。
日本の正規販売店で購入する場合は中間マージン等が含まれるため18万~20万円スタートとなると見込まれます。
一方でミドルエンドとなるRTX 3070以下についても値上げは実施されるものの、$100程度の大きくはありません。また、11月頃にAMDはNVIDIAと真っ向から勝負をかけるRDNA2 (BigNavi2x)が登場予定です。
そのため、NVIDIAはRTX3000シリーズで値上げは実施されるものの大きな値上げが可能な状況にはありません。

 

 

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