プロトタイプ車を見たとき、発売が近いか見破る簡単な方法

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コロナの影響もあって2020年はモーターショーとは無縁の年になりそうですが、今回はプロトタイプ車に関する話です。

モーターショーでプロトタイプ車が発表される事がありますが、そのプロトタイプがあとどのぐらいで発売されるのかを窓ガラスを見るだけで見破る方法があります。

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車の窓には特殊なガラスが採用されています。

車に装備されているガラスですが、すべてのガラスには事故時にケガを防ぐための対策が取られたものが装備されています。

フロントガラスは事故時でガラスにヒビが入っても、最低限の視界確保と乗員が飛び出してしまわないようにガラスとガラスの間に特殊なフィルムが入れられています。

一方、サイド、リアガラスは割れにくい強化ガラスが採用され、万が一の事故の際に割れても、破片は粉砕し、尖ったガラス片による怪我を防ぐ対策が取られています。

この対策ですが、日本や欧州、アメリカなどの先進国では車を売るうえでは必須の装備になっており搭載しなければ車を売ることができません。このガラスに対する対策を取り決めているのがUNの協定規則 R43と言われるものです。

このUN協定規則R43が車の発売時期を見破るヒントになりうるのです。

窓にある刻印【E6 43R-XXXXXX】を探そう

現在、売られている車の窓を見るとある刻印がされていると思います。

大体、フロントウィンドウであれば助手席側の下、サイドウィンドウであれば車両の進行方向とは逆側の窓下部。

(2019年6月10日以降に買った車の場合は絶対についていますが、それ以前の場合は無い事もあります)

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刻印の大まかな位置(車種によって大きく異なる場合もあります)

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トヨタハリアーのE6 43RXXXXの刻印

この刻印は該当する窓ガラスがR43と言われる法規に適合している事を示す刻印です。

これらのマークが無ければ日本では発売できないのですが、プロトタイプ車の段階ではこの刻印を付けるのに必要な番号が取れておらず刻印が無いのが一般的です。

刻印が入っているなら3~6か月以内に発売する可能性大

一般的にこの刻印が確定するのは車両開発における最終段階です。車両開発の完了後は量産へ向けた最終調整や販売店への教育などで3ヶ月~6ヵ月程度あります。

つまり、このEマーク刻印がついているプロトタイプ車を見かけた場合、発売まで長くても6ヵ月以内と近いと考えた方が良いです。

ですので、いつかモーターショーに行く時や運よく公道を走っている試験車を目撃した際には是非この刻印を探してみてください。

もし刻印が入っていればその車は3か月、遅くとも6ヵ月以内には出るはずです。